バスをチャーターし、和歌山まで社内研修にて山登りに行って来ました。
山頂に着くと、見渡す限りの木材納入業者山長商店さんの所有林。
聞くと、東京ドーム約1,400個弱の所有林との事ですが、ただただ広大過ぎて東京ドームで測る事は出来ませんでした!
山頂付近から、林業一筋山長商店の生き字引のガイドさんより、木の事山の事を聞きながら下りて来ました。
御年80歳オーバーの方でしたが、現在の林業では現役で90歳の方々が活躍されており、70歳・80歳は若い衆に分類され山の催事事にはガイドさんの歳の方々が率先して動くとの事でした。
本当の若い方々が林業に従事される事が望まれる時代です。本当! だってガイドさん三回くらい足滑らせそうになっておられました・・・(´;ω;`) 可哀想。
紀伊半島の南に位置する紀州材は、常に台風にさらされ日本屈指の降水量の気候風土により、木材の年輪が細かく強度が高い木材が豊富にあり、他で取れる一般的なヒノキ材より強度を示すヤング係数の高い杉の木材が沢山取れます。
もう一つ、山の神秘を紹介して頂けたのが、これ!
まれに出来る自然の神秘。
何故かその一部分だけに枝や葉が生い茂り、どことなく宮崎駿監督の世界感を出していました。
ガイドさん曰く、「あれは山の妖精の寝床です」
なかなかメルヘンな事を言う若い衆です。
下山すると、その足で山長商店さん本社の横にあるプレカット工場の見学。
今回の目的は、社員達に山林の原木から柱や梁材に加工されるプレカット工場と、製材の過程における厳格な検査を経て現場に運ばれている木材を自分の目で見てもらいたいと思い見学させました。私を除いて。
私は、出来ていなかった無き若社長の御仏壇に参らせて頂く事が叶いました。
御仏前に手を合わせ後、若奥様より数寄屋造りの本宅を御案内頂き感激致しました。
紀州材を使い、京都の数寄屋大工を呼び寄せて造られた母屋や茶室の数々。
若奥様、会長様ありがとうございました。そして無き崇秀くんありがとう。